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 西日本高速道路は14日、一部路線で今年4~9月、ETC(自動料金収受システム)を搭載した車の利用者から、現金でも通行料を徴収するケースが少なくとも196件あったと発表した。同社は、二重徴収に気づいて申告した53人に計約9万7千円を返金した。今後、申し出がなくても対象者を特定して返金し、二重徴収が生じないようシステムの改修を進めるという。

 西日本高速によると、二重徴収を確認したのは、西名阪道、南阪奈道、阪和道、近畿道、堺泉北道の5路線。いずれもETCカードの利用明細を確認した利用者からの問い合わせで発覚したという。

 ETCは高速道の出入り口と途中の料金所の計3カ所で通行区間を検知する。車載器にカードを挿入したまま途中の料金所で現金で支払った場合、出口でも課金され、二重で徴収されてしまうという。カードを挿入している場合は料金所でもETCの専用レーンを通れば適切に徴収されるとしている。

 同社では今年3月まで、ETC利用者の通行記録を1件ずつ後日確認し、距離ごとの通行料金を算出して請求していた。その際に料金所で支払った人は除外していた。しかし、4月からは出口で距離ごとの請求額を知らせ、即時課金するシステムに改修したため、照合作業をしなくなった。

 二重徴収になる可能性が残ることは当時から把握しており、同社はホームページや配布物などで、現金で支払う場合は車載器にETCカードを挿入しないで走行するよう呼びかけてきたとしている。同社の広報は「通行方法の広報が十分ではなかったのでさらに周知に努め、システムの改善を進める」と説明。当面は、ETCを挿入したまま高速道路に入り、途中の料金所で現金で支払った場合は、出口でも料金が案内されるが、実際は請求されないという。ETCを利用する場合は、専用レーンでの走行を呼びかけている。問い合わせは、同社の専用ダイヤル(0120・337303)へ。