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 熊本地震から2年半を迎えた14日、一連の地震による国道57号の崩落に巻き込まれ犠牲になった阿蘇市の大学生大和晃(ひかる)さん(当時22)の両親が、南阿蘇村の現場近くの祭壇で手を合わせ、花を捧げた。

 祭壇は、多くの人たちが晃さんの冥福を祈りに訪れる中でアスファルトのかけらや石が積まれつくられた。地震発生から約4カ月後に晃さんが発見された河原が遠くに見え、今も花や水などが供えられている。この日も時々花束を供えに来ているという夫婦が訪れ、両親は深々と頭を下げ、感謝の言葉を伝えた。

 父卓也さん(60)は「時間は経ってきたが、あの子との時間や距離は今も変わっていない。今もふと、晃がひょこっと帰ってくるのではという気がする」と話した。(後藤たづ子)