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 老朽化が進み改修工事が決まっているJR遠野駅舎について、岩手県遠野市は街づくりの象徴としての外観や規模の維持を条件にJR東日本の解体・再建案を受け入れ、JR側と協議を進めている。これに対し、「歴史的建造物の解体は市民の総意ではない」と市民有志が反発。文化人らとともに補強・保存を求めて署名活動に乗り出している。

 JR釜石線の遠野駅舎は欧風様式を採り入れた、1950年建造の硬質コンクリートブロック造り2階建て。市は「歴史的町並み整備の拠点」と位置づけ、市街地活性化を進めてきた。

 JR盛岡支社は2014年9月、東日本大震災後の耐震調査で「大変危険な状態」だとし、解体したうえで「乗降人数から3分の1程度」の駅舎に建て替える方針を、本田敏秋市長ら市側に伝えていた。ただ、外部には公表されず、朝日新聞が公文書開示請求した資料に内容が記されていた。

 方針が明るみに出たのは15年…

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