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 大阪北部地震でブロック塀が倒壊し、高槻市立寿栄(じゅえい)小学校4年の女児(9)が死亡した事故で、3年に1回の法定点検に落ち度があったとして点検業者や当時の市幹部らに損害賠償などを求めるよう市長らに求めた住民監査請求に対し、市監査委員は12日付で請求を退けた。

 監査結果によると、寿栄小学校のブロック塀は2010、13年度の点検が実施されず、16年度は劣化状況のみ点検していたと認定。しかし、直近の16年度の点検から1年以上たっており、監査請求の期間を過ぎているとして請求は認められないと結論づけた。

 同市の北岡隆浩市議が8月に監査請求していた。倒壊したブロック塀が危険な状態で放置され、業者に公金を不当に支出したとして、業者や当時の市長、教育長らに公金を返還させ、損害賠償を請求するように監査委員が勧告するよう求めていた。監査結果を受け、北岡市議は朝日新聞の取材に対し「監査委員の判断は誤り」と述べ、住民訴訟の提訴も検討するとしている。(室矢英樹)