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 いしかわ・金沢風と緑の楽都音楽祭実行委員会は15日、会合を開き、来年4月28日~5月5日の音楽祭のテーマを「春待つ北ヨーロッパからの息吹」と決めた。チャイコフスキーやショパン、シベリウスといった「北の巨匠」を中心に、ロマン派や国民楽派の名曲を特集する。

 オーケストラは、音楽監督のヘンリク・シェーファー率いるイエーテボリ歌劇場管弦楽団(スウェーデン)と台湾国家交響楽団(台湾)が、共にオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の約2倍の規模の85人編成で来日。ムソルグスキー「展覧会の絵」やリムスキー・コルサコフ「シェエラザード」といった、大編成の管弦楽曲を多く取り上げる。

 演奏家は巨匠ギドン・クレーメルがシベリウスのバイオリン協奏曲などを演奏するほか、ピアノのバリー・ダグラスや金沢市出身でロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団第1バイオリン奏者の内藤淳子など多彩な面々を国外から招く。ダンサーの田中泯やピアニストの舘野泉も前回に引き続き出演。1月に開くオーディションでは、グリーグのピアノ協奏曲のソリストを北陸3県から選考、OEKと共演する。

 来春の音楽祭は新天皇即位に伴う10連休と重なる見通し。「お客さんに早くアナウンスしないとホテルが取れない」との指摘が委員からあった。実行委事務局は12月末までに有料公演のプログラムを発表する方針だ。(田中ゑれ奈)