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 宝塚歌劇団にとって3度目となる台湾公演が10月20日、開幕する。上演するのは現地で人気のテレビ人形劇をミュージカル化した「サンダーボルトファンタジー 東離劍遊紀(とうりけんゆうき)」とショー「キラールージュ」。主演の星組トップスター紅(くれない)ゆずると「サンダーボルトファンタジー」の演出を手がけた小柳奈穂子が、意気込みを語った。

 ――台湾公演に先立ち、大阪と東京で同じ演目を上演した。

 紅 (台湾公演まで)少し時間があいてしまっているので、その間に覚えていることと忘れていることがあって、その忘れていることが功を奏したらいいなと思っています。忘れているところは、一からこういう風にやりたいなと考えて攻めていければ。

 小柳 ノリでやっていた部分が、今いい意味で整理されていて。結構違っていますよね。日本で見た方もまた新たな気持ちで見られると思います。

 最初は手探りだったので、こちらも勢いやノリみたいなのを大事にしていたのでやっていたのが、だんだん身体に入ってきて、動きを足したり、立ち回りもやるだけじゃなくて深めていける。演出的にも、演技的にもできる物量が増えている。

 紅 人形劇だったものを自分たちが三次元化して、その後、ここにきてまた人形劇に立ち返ろうと思って、動きとかも。

 小柳 最初は芝居を成立させるので精いっぱいで、今になると、人形的な動きや型を足していってみようかなという感じになって。不思議な面白さがある。文楽を歌舞伎化した人はこういう気持ちだったのかなと思いましたね。

 ――衣装やメイクをはじめ、美しい人形の再現度の高さも注目されている。

 紅 再現率もすごく問われると思うんですけど。細かくごちゃごちゃというより、はっきり明確にやりたいなと思っています。衣装は、最初着た時はただの拷問並みに重くて重くて、ずっと煙管(きせる)を持っている右手が、梅芸(大阪公演)の千秋楽の日につってきたんですよ。あの衣装はひもでぐるぐる巻きにしているので、スターが背負う羽根を劇中永遠に背負っている感じ。でも、東京はつることもなかったので、慣れてきたのかな。

 とにかく美しくしなきゃいけない。まずは、まつげの選び方。今までの宝塚の化粧にはないような、こういうまつげって売ってるんだろうか、というところから始まり。売ってないから、最終的に海外のいろんなまつげを買いあさり、それを切って、貼って、つないで。どうにかここ(目)につけるってやってる。通常よりすごい長いです。2枚重ねてて。カラーコンタクトもいろんな赤のコンタクトを買って、化粧して入れてみて、どれが一番いいのかと。あんまりふちが黒すぎると目が真っ黒に見えちゃってダメだったり。今回、目のお芝居多いんで。パウダーも全然違うものを使ってますし、描き方も違います。

 ――台湾公演では、トップスタ…

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