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 東京都心の大規模オフィスビルの先駆けだった千代田区大手町1丁目の「大手町ビル」が開業60年を迎えた。最近、周囲に建設されたビルに比べると、低層で古い構造だが、あえて建て替えずにベンチャー企業の拠点としてリニューアルする方針だ。

 「大手町ビルヂング」という表記が館内の随所に残る大手町ビルは、1958年に三菱地所が開業した。地上9階建て、延べ床面積約11万1300平方メートルのビルは当時、周辺では群を抜いて大きく、「東洋一の規模」とうたわれた。

 ビルは2021年までに外壁や内装を刷新。柱が多く、20坪(約67平方メートル)単位で仕切れる昔ながらのフロア構造を生かし、東側を「LABゾーン」と名付けて小規模なスタートアップ企業を誘致する。

 低層のまま活用する背景には、長期的なオフィス需要への危機感もある。周辺では新丸ビル(38階)、大手町プレイス(35階・32階)などが完成したほか、今後も大手町1丁目(三井不動産)、常盤橋(三菱地所)などで超高層ビルが計画され、オフィス需要が頭打ちになる懸念が指摘されている。

 加えてスマートフォンなどの発達で、出社せずに働くリモートワークも普及。三菱地所の担当者は「将来、オフィス自体が必要なくなるかもしれないという危機感がある。建て替えには最低5~6年かかり、変化の激しい現代にリスクが高い」と話した。

■「歩いて営業に、効…

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