民主党政権時代に官房長官や法相を務めた元衆院議員の仙谷由人(せんごく・よしと)さんが11日、肺がんのため都内で死去した。72歳だった。

 46年生まれ。東京大学在学中に司法試験に合格し、その後弁護士登録。90年の衆院選に社会党から徳島全県区に立候補し、初当選を果たした。その後、民主党に移り、政調会長を2回務めた。前原誠司氏や枝野幸男氏らの後見役として影響力を強めた。

 09年に民主党が政権を奪うと、鳩山内閣で行政刷新相として初入閣。予算を精査する事業仕分けを指揮した。菅内閣では官房長官を務め、10年9月の尖閣諸島沖の東シナ海で起きた海上保安庁の巡視船と中国漁船との衝突事件に対応。東日本大震災後は官房副長官として復興にあたった。7選を目指した12年の衆院選で落選し、14年に政界を引退した。