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 大阪府堺市が市内の小中学生から募った「平和へのメッセージ」の表彰式が16日、市役所であった。最優秀賞は市立鳳(おおとり)小4年の遠藤咲希(さき)さん(10)。18日にある市の平和祈念式典で朗読され、優秀賞2組の文章も式場で展示される。

 市が昨年から始め、今年は前年の13倍の883点の応募があった。

 遠藤さんは、広島の原爆で焼けただれた三輪車の話を先生から聞き、驚きをつづった。持ち主の子は3歳で被爆死した。「どんなに熱かっただろう」。今の平和を守るため、行動を誓う。「何があっても戦争はダメだと言い続けたい」「自分の目の前の相手を認め(中略)平和の世界の輪を広げていきたい」

 優秀賞は市立中百舌鳥(なかもず)中3年の中鼻(なかはな)みなみさん(15)と、市立陵南中70期生。中鼻さんは広島への修学旅行で感じた「痛み」から、堺空襲に思いをはせ、「あたたかく平和な堺を受け継いでいく」と記した。陵南中70期生は2年間の平和学習の成果をもとに「平和の大切さを知っている僕たちは、戦争をなくす力を、持っています」と宣言した。(加戸靖史)