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 海洋汚染が世界的に問題になっているプラスチックごみの削減に向け、環境省は2030年までの数値目標として使い捨てプラ排出量の25%削減を、策定中のプラスチック資源循環戦略に盛り込む。レジ袋やストロー、スプーン、皿などを想定。レジ袋については早ければ20年にも原則有料化を目指す。19日の中央環境審議会小委員会で戦略の素案を示す。国が使い捨てプラの削減目標をつくるのは初めて。

 政府は来春ごろまでにプラ循環戦略を策定し、プラごみ削減やリサイクル推進の方向性を示す。

 レジ袋やペットボトル、食品の包装容器など家庭で主に使い捨てされるプラの排出量は16年に約320万トンとされる。プラ循環戦略は30年までに現状からの25%削減を掲げる方針。マイバッグへの代替で大幅な削減が期待できるレジ袋は、有料にすることで使用の抑制を狙う。来年度に業界関係者も交えて具体策を検討し、必要に応じて容器包装リサイクル法などの改正やガイドラインの策定も検討する。使い捨てストローやスプーンなどもガイドラインなどで削減に向けた道筋を示すことになりそうだ。

 国連環境計画の報告書によると、約40カ国がレジ袋の使用や製造の禁止を国レベルで実施済み。仏は20年から使い捨てプラのコップや皿などの使用を禁止するほか、英はプラ製ストローやマドラーの販売禁止の検討を進めるなど、脱使い捨てプラは世界的に急速に進んでいる。(川村剛志、神田明美)