ホンジュラスの移民団リーダー逮捕 トランプ氏警告後に

サンパウロ=岡田玄
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 中米ホンジュラスから米国への移住を目指す約2千人の一団が、13日から米国への移動を始めた。一部は国境を越え、隣国グアテマラを北上している。トランプ米大統領が16日、ツイートで批判した途端、一団を率いるリーダーがグアテマラ警察に逮捕された。

 ホンジュラスやグアテマラは米国内のヒスパニック不法移民の主な出身国である一方、政府は米国から多額の支援を受けている。

 現地報道や支援団体によると、移住を目指す人々はホンジュラス北西部のサンペドロスーラを出発。この街は世界有数の治安の悪さで知られる。100人ほどで始まったが、2千人にふくれあがった。メンバーらは「仕事がなく、治安の悪さから逃れるためだ」と主張している。支援団体は、人道的配慮が必要だとし逮捕や国境封鎖をしないよう求めている。

 不法移民対策を強化しているトランプ氏が16日朝、「キャラバンが止まらないなら、ホンジュラスには金も支援も与えられない」と警告。ホンジュラス政府は16日、一団の動きについて「米国との安定性や平和を壊そうとする政治的な試みだ」との声明を発表した。(サンパウロ=岡田玄)