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 埼玉県の名の由来となった国指定史跡「埼玉(さきたま)古墳群」(行田市埼玉)を構成する日本最大級の円墳、丸墓山(まるはかやま)古墳の墳頂にある桜の巨木1本が倒れてしまった。台風の影響とみられ、再生は難しいといい、11月上旬に伐採する予定だ。桜見物、また戦国末期の忍(おし)城水攻めゆかりの名所地でもあり、関係者はショックを受けている。

 丸墓山は古墳群11基のうち9基からなる「さきたま古墳公園」の北端にあり、直径105メートル、墳丘の高さは約19メートル。昨年11月に奈良市の富雄丸山(とみおまるやま)古墳の直径が約110メートルと判明するまでは日本最大の円墳だった。1590年、豊臣秀吉の命で近隣の忍城を水攻めした石田三成が、墳頂に陣を張ったことでも知られる。

 墳頂には、根元の直径が約1メートル、高さが10メートル近い桜の巨木が5本あった。公園を管理する県立さきたま史跡の博物館の町田太平・公園管理担当課長によると、60年ほど前に地元の有志が植えたものという。開花時には桜を見物しながら頂上に登ることができ、花見スポットとしても知られる。

 このうち墳頂の東縁の桜が、根…

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