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腕の力を補助するロボットスーツ、大学発ベンチャー開発

浜田祥太郎
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 人間の腕や腰の動きを補助する着用ロボット「マッスルアッパー」を、東京理科大が設立したベンチャー企業「イノフィス」が開発した。重さ約30キロの荷物を、肩の高さまで簡単に持ち上げることができる。工場などでの活用が期待されるという。

 ロボットはリュックのように背負う形で、圧縮した空気を使ってゴムチューブの人工筋肉を動かし、腰や腕を補助する。重さ約8キロで、空気は外部のコンプレッサーから供給する。

 同社は、2014年に腰の動きを助ける「マッスルスーツ」を発売。これまでは腰の補助だけだったが、工場や物流現場で腕を補助するロボットを求める声があり、手首を支点にして腕をつり上げる機能を加えたという。価格は198万円(税別)で、すでに介護器具メーカーなどから受注があるという。

 古川尚史社長は「コンパクトで、色々な現場で使うことができる。人間の手を動かすので、どんなものでも持つことができる」と話している。

 

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(浜田祥太郎)

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