【動画】瀬戸内海を泳ぐイノシシ=古市祐士さん提供、多知川節子撮影
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 瀬戸内海を泳ぐイノシシを、高松市の男性がクルーズ船から撮影した。14日夕、同市の男木島から直島町の直島に向かう途中に発見。器用に泳ぐ姿を間近から10分ほど撮影し、見送ったという。

 撮影したのは、貸し切りクルージングや海上タクシーを手がける「ユアクルーズ」代表の古市祐士さん(65)=高松市牟礼町。5キロほど離れた両島の中間くらいで見つけた。初めは流木かと思って警戒したが、動いているのに気づいてそっと近寄った。

 自宅近くでイノシシ猟もする古市さんによると、泳いでいたのは体長が1メートルを超える若いイノシシ。短い尻尾をスクリューのように回し、小さな前脚で水をかいて向きを変えながら、最後は船の前方を横切り、去っていったという。

 古市さんは「男木島もイノシシが増え、食べ物を求めて次の場所へ向かったのだろうか。人でも泳ぐには大変な距離だが、必死で生きようとする姿に生命力を感じた」と話した。(多知川節子)