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 油圧機器大手「KYB」による免震・制振装置の検査データ改ざん問題は、対象物件が47都道府県で1千件に上ることから、各地に影響が広がっている。国の基準や顧客の性能基準に合わない装置の交換が2020年9月までかかる見通しであることも17日、KYBへの取材でわかった。交換対象の装置が1万本以上に及び、生産能力が追いつかないことが要因という。

 KYBによると、改ざんの疑いがあるのは、地震の揺れを抑える免震用オイルダンパーと制振用オイルダンパー。マンションなどの建物410件の計2559本で改ざんが確認され、その他576件の計8369本で改ざんの疑いがある。公共施設や病院など防災拠点となる建物が含まれている可能性もある。ただKYBは「所有者の許可が必要」として建物名を公表していない。

 今回の問題で建物の耐震性に影響はないとみられるが、国などの基準に合っていないか、合っていない可能性があるため、KYBは免震・制振装置の交換を実施するという。

 装置は現在、子会社のカヤバシ…

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