ビビる大木さん 人を伸ばす難しさ、育児を通じて学習中

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聞き手・山本恭介
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キミとどたばた ビビる大木さん

 僕のワイフ(妻)は帝王切開の予定でしたが、予定より早く陣痛が来て、自然分娩(ぶんべん)でということになりました。僕も立ち会い、気分転換にと持参した音楽をかけました。ワイフが属していたグループ「Folder5」の曲です。でも逆効果で「そういうの本当にいらないから!」と怒られました。

 でも、一緒にいた僕の母親が「明那(あきな)ちゃんの曲、聞いてみたいからかけておいて」と言うんです。嫁姑(よめしゅうとめ)のややこしい関係の始まりを見た気がしました。

 最終的に、体調面から帝王切開となりました。オペ室に行くと、エンヤの音楽が流れていました。ワイフが苦しむ声は、エンヤがかき消されるほど。僕も冷静になりたくて「ボリューム上げてもらっていいですか」と言っているうちに長女が生まれました。8月で、3歳になりました。

 手術の様子は見えなかったけれど、ワイフの表情で、いま取り出されたなと分かりました。最初に抱かせてもらって、わーって思いましたよ。こうやって命が生まれるんだなって。

 長女は約2500グラムでしたが、数百キロもあるように感じました。これが生命なのかと。ゆくゆくは、カレーが好きとか、野菜が嫌いとか、好き嫌いが出てくるということが不思議でした。

 僕は歴史好きなんですが、西郷隆盛坂本龍馬勝海舟徳川家康も、同じように生まれ、こうやって人間の歴史が始まったのかと思いました。うちの家族の小さな命ですけれども、人間は命をつないで生きてきたんだ、壮大な現場にいると思いました。

 それだけに、子どもへの虐待のニュースを見ると悲しくなります。子どもが生まれた時の喜び、感動を思い出してよ、と言いたくなります。(聞き手・山本恭介)

■父の実感薄く「最新の家電が…

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