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 日立製作所が16日夜、ロンドン西部の鉄道路線で自社製車両の運行試験をしていたところ、架線を切断した。この影響で17日朝からロンドン中心部と郊外を結ぶ路線などで一時的に運休したり、遅れが出たりして鉄道網が混乱した。日立は原因を調査している。

 日立の説明によると、16日午後10時ごろ、英鉄道運行事業者に引き渡し前の車両が架線を切断した。車両はイタリアの工場で組み立てたものだという。

 17日朝までに復旧が間に合わず、ロンドン中心部のパディントン駅とヒースロー空港、ロンドン郊外のスラウ駅などを結ぶ路線で一時、運休となった。英BBCによると、鉄道運行事業者は、英西部ブリストルなどでも乗客に影響が出たと説明しているという。

 パディントン駅からの路線は17日午後に運行が再開されたが、本数を減らすなど影響は終日続いた。

 日立レールヨーロッパの広報担当者は「数年にわたって試験を成功裏に重ねてきたが、今日の出来事を非常に深刻に受け止めている。原因を究明するため、徹底的な調査を行っている」と説明している。(ロンドン=寺西和男)