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 ポンペオ米国務長官は17日、トルコで長期間拘束されていた米国人牧師アンドルー・ブランソン氏が12日に解放されたことを受けて、ブランソン氏拘束への対抗措置として発動したトルコ関連の経済制裁を解除することを示唆した。

 ポンペオ氏はトルコ訪問後に寄ったベルギーのブリュッセルで、「いくつかの制裁はブランソン牧師の件に直結している。取り除くのは論理的だ」と語った。ただし、「大統領と話す必要がある」と述べ、トランプ大統領と協議して最終決定するとした。

 米政府はブランソン氏が不当に拘束されているとして、今年8月からトルコのギュル法相とソイル内相に米国内の資産凍結などの経済制裁を科している。

 ブランソン氏は、トルコ政府が2016年7月に起きたクーデター未遂の「首謀者」とみている組織を支援した罪などに問われ、拘束されてきた。トルコの裁判所は今月12日、ブランソン氏に禁錮刑を言い渡したが、未決勾留の日数を考慮して自宅軟禁を解いたため、翌日、米国に帰国した。(ワシントン=杉山正)