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 2004年のアテネ五輪女子マラソン金メダリストで、マラソン女子日本記録保持者の野口みずきさん(40)は、全日本大学駅伝のゴール地点の三重県伊勢市出身。中学時代に大会の補助員を務め、トップ選手の走りを目の当たりにしてきた。11月4日の第50回記念大会を前に、全日本大学駅伝の思い出や、自身も実業団などで経験した駅伝の魅力を語ってもらった。

 伊勢市のコース近くに実家があり、中学生や高校1年生の時、全日本大学駅伝の補助員としてコース脇に立ち、応援している人たちがコース上に出ないように見ていました。補助員用の赤いウィンドブレーカーをもらうのが楽しみでした。私はどんどん記録を塗り替えることに喜びを感じていた頃。補助員として沿道に立つことで、テレビで見るよりスピード感があって、励みになったし、高校やその後の自分の夢に向かって、奮い立たせてもらった気がします。

 当時は早大の渡辺康幸さんが今の大迫傑選手のようなスーパースター。女性ファンも多かった。全国中継される大会なので、伊勢全体が盛り上がる。お祭り以外でも華やかになるのはいいなと思っていました。

 アテネ五輪の時は伊勢神宮のお守りを身につけて走りました。アテネもパルテノン神殿がある神話の世界なので、伊勢神宮と同じような空気があって、縁を感じました。本番当日の朝練習でマラトンの丘に行って、古代の戦士たちに「これから戦いに行ってきます」と祈って走りました。

 私も実業団などで駅伝を走りま…

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