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 山形大学の城戸淳二教授と仏壇・仏具メーカーの保志(福島県会津若松市)が共同で、有機ELを照明に使った小型の仏壇を開発した。城戸教授は「幅広い製品に有機ELが使われるようになる一歩」と話した。

 開発した仏壇は、高さ32センチ、幅と奥行きが17センチ。1辺12センチの正方形の有機ELパネルが天井と底に1枚ずつ設置されており、その光を左右と後方の3面に張られた金箔(きんぱく)が反射して照らす仕組みだ。

 山形大小白川キャンパスで記者会見した同社の保志英俊取締役は「有機ELは紫外線が出ず、熱もほとんど持たないので、工芸品との相性がいい」。仏像や位牌(いはい)を傷めず、近距離から照らすことが可能という。保志さんの次男が城戸教授の研究室で学んでいた縁で、2017年から共同開発が始まった。19年の発売を目指すという。価格は未定。

 城戸教授は、光の効果的な使い方などについて助言した。「有機ELの光は直視しても目が疲れにくい優しい光。仏壇は使い方としてうってつけだと思う」と話した。(青山絵美)