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 世界遺産・原爆ドームがある平和記念公園(広島市中区)内のベンチなどに何者かが落書きした事件で、広島県警がブルガリア人の男性2人から任意で事情を聴いていることがわかった。県警は器物損壊の疑いで捜査している。

 広島中央署などによると、2人はブルガリア国立歌劇場の舞台スタッフで、今月に東京や山口などであった公演のため来日した。

 落書きは15日に3カ所で発見。うちひとつは東欧やロシアで使われるキリル文字で、ブルガリアのサッカーチーム名が記されていた。同署がブルガリア人が関与したとみて捜査していたところ、17日に歌劇場側から同署に連絡があった。日本公演を主催する音楽事務所によると、2人は落書きしたと認めている。

 ブルガリア外務省は公式フェイスブックに「極めて不適切。この暴行を強く非難するとともに、友好国である日本に対し陳謝する」とするメッセージを掲載した。平和記念公園を管理する広島市緑政課の担当者は「事実関係の調べを待っているところなので、コメントは控えたい」としている。(新谷千布美)