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 熊野古道と同じく巡礼の道として世界遺産になっている「サンティアゴ巡礼道」(スペイン、フランス)のスペイン側の道を紹介する写真展が19日、和歌山県田辺市本宮町の世界遺産熊野本宮館・北棟多目的ホールで始まった。

 日本とスペインが外交関係を樹立して150周年、県とスペイン・ガリシア州が姉妹道提携を結んで20周年、熊野本宮大社が創建2050年を迎えたことを記念し、田辺市と在日スペイン大使館が企画した。

 35枚の展示写真は、同大使館が所蔵しているガリシア州生まれの写真家ルイス・オカニャ氏(1959~2010)の作品。サンティアゴ巡礼道沿いの川の風景、巡礼者の様子、聖堂の回廊やレリーフなどをモノクロで表現している。オカニャ氏は熊野古道や熊野三山の風景も愛し、過去には同館で熊野古道の写真展をしたこともある。

 開幕式典で同大使館のホセ・アントニオ・デ・オリ文化担当参事官は「この写真展は日本、和歌山とスペインの友好のしるし」と言い、真砂充敏市長は「国内外の観光客や住民らに二つの道の魅力をPRする絶好の機会になる」と話した。式後、さっそく両氏や九●(き)家隆・同大社宮司らが作品を鑑賞した。展示は12月9日まで。入場無料。(東孝司)