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 国民民主党の長浜博行元環境相(参院千葉選挙区)が19日、同党に離党届を提出した。参院は国民会派と立憲民主党会派が24議席で並んでいたが、これで立憲が野党第1会派になる見通し。安倍政権に対決姿勢を取る立憲が衆参で野党第1会派になり、国会の与野党対決色は強まりそうだ。

 長浜氏は19日、国会内で国民の古川元久代表代行と会談。離党届を出し、民進党を離党した野田佳彦前首相(千葉4区)と行動を共にするため、当面は無所属で活動する考えを伝えた。古川氏は参院野党第1会派の座を奪われることも挙げて慰留したという。長浜氏は会談後、「その問題とは切り離す。私の政治信条だ」と記者団に語った。

 野党第1会派は、国会の日程調整などで与党との交渉窓口になり、存在感が高まる。先の通常国会では衆院は立憲、参院は1議席差で国民がその座を占める「ねじれ」状態だった。安倍政権への対決路線を取る立憲と、対案路線の国民との間で足並みが乱れることもあった。両党が多数派工作を展開し、17日に旧民進系無所属の野田国義氏が立憲会派入りし、同数になっていた。今回の長浜氏の離党届提出で、立憲が逆転する見通しになった。

 立憲が野党側の窓口役になることで、国会審議の与野党対決色は強まりそうだ。一方、野党内で国民が独自路線を強める可能性もある。(山岸一生)