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 サッカーの世界的強豪、レアル・マドリードの育成組織に所属するMF中井卓大(たくひろ)(14)が、初めて世代別の日本代表に選ばれた。2歳年上で、スペインでライバル関係にあるバルセロナの育成組織出身のMF久保建英(たけふさ)(17)=J1横浜マ=とともにサッカーファンの注目を集めていた若き逸材が、初めて日の丸を背負ってプレーする。

 中井は、19日に日本サッカー協会が発表した15歳以下(U15)日本代表に初選出された。U15は一番下の世代別代表だ。

 滋賀県出身の中井は、2012年にレアルが少年向けに日本で開いたキャンプが育成組織入りのきっかけとなった。そのキャンプで実力を認められ、13年春に現地で練習に参加、同年秋の入団テストで合格した。

 身長176センチ、60キロ。ドリブルやパスが得意なMFだ。今年3月に神奈川県であったU15の親善大会に、レアルの一員として出場した。主力級としてプレーし、決勝ではJ1湘南U15を破って「凱旋(がいせん)優勝」を果たしている。

 小学生でスペインへ渡った経歴が似ていることもあり、中井は、バルセロナの育成組織に入った久保と比較されることも多い。その久保は、U15日本代表を経て、昨年は「飛び級」でU20ワールドカップに出場した。中井は今年3月に日本で大会に出場した際、報道陣の取材に対し、「久保君みたいになれたらいい」と話していた。目標の存在に、一歩近づいた。

 U15日本代表は10月下旬から11月上旬までフランス遠征を行う。中井は、現地で合流する予定だ。(勝見壮史)