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 東大寺の大仏建立に協力するなど、奈良時代に活躍した僧・行基(668~749)の生誕1350年を記念したイベント「行基さん大感謝祭」が20日、奈良市春日野町の春日大社境内にある飛火野(とびひの)で催された。

 行基が亡くなった寺として知られる喜光寺(奈良市菅原町)の副住職、高次喜勝さん(30)らがつくる実行委員会の主催。仏教の普及とともに、道路整備や治水などの土木事業にも尽力した行基の功績を広く知ってもらおうと企画した。

 行基の功績にちなみ、土木や鋳造が体験できるコーナーのほか、行基ゆかりの12の寺院から集めた砂を踏むことができる「お砂踏み道場」などが設けられ、多くの親子連れらでにぎわった。奈良市の小学2年、木戸脇冴恵さん(8)はれんがと土で橋をつくる土木体験に参加。「(橋の上で)ジャンプしても壊れなくてすごかった」と話した。

 生誕1350年を祝う気持ちが行基に届くようにと、200個のランタンがともされ、飛火野は幻想的な雰囲気に包まれた。(佐藤栞)