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 有事などの緊急時に米軍の航空部隊を受け入れるため、政府が航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地(宮崎県新富町)に米軍の武器弾薬庫を整備する方針であることがわかった。九州防衛局が今月、基地の周辺自治体に伝えた。

 複数の関係者によると、政府は緊急時、同基地に米軍戦闘機12機程度、米兵200人程度の受け入れを想定し、武器弾薬庫や駐機場、燃料貯蔵タンク、誘導路、庁舎、倉庫を整備する方針。米軍は常駐はしない。具体的な整備の時期は未定だが、来年度から設計作業に入る方針だという。

 2006年に日米両政府が合意した在日米軍再編に関するロードマップ(行程表)には、米軍普天間飛行場(沖縄県)の返還前に、必要に応じて新田原基地と空自築城基地(福岡県築上町など)の緊急時使用に向けた施設整備が記されている。築城基地については今年6月、九州防衛局が滑走路を海上に延長する方針を地元自治体に伝えた。

 新田原基地がある新富町の小嶋崇嗣町長は「九州防衛局からは米軍の常駐にはつながらないと聞いている。町民の安心安全を担保するためにも国には丁寧な説明と、さらなる騒音対策を求めていきたい」と述べた。