長野)遊休農地で里芋ざくざく 南木曽で児童ら収穫

佐藤靖
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 遊休農地対策として、南木曽町が今年、試験栽培を始めた里芋の収穫作業を22日、南木曽小学校の子どもたちが体験した。農家の高齢化や後継者不足で増加している遊休農地を活用しようと、地元が期待しているもの。町は今後、普及や販路などについて研究を進めたいとしている。

 体験したのは同小の3、4年生75人。読書(よみかき)地区の約300平方メートルの休耕田で、種イモから育った約400株の里芋をスコップやクワなどを使って収穫した。3年の長谷部桃菜さんは「たくさん採れて楽しかった」。給食などで食べるという。

 同町産業観光課によると、町内の遊休農地は昨年度で約24ヘクタールあり、増加傾向にある。町や農協などでつくる町農業技術者連絡協議会は、水管理が米づくりに比べて難しくなく、イノシシやサルなどの被害も少ない品種として、里芋を試験栽培してきた。今冬に開く農業関係者の懇談会で、生育状況などを報告し、普及を目指すとしている。

 同課農林係の服部慎也さんは「里芋の出来は非常によかった。販路について研究したい」と話している。(佐藤靖)