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 記者殺害疑惑で揺れるサウジアラビアで23日から開かれる国際経済会議を巡り、日本の3メガバンクの対応が分かれている。三菱UFJ銀行は三毛兼承(かねつぐ)頭取が出席を取りやめ、代わりに副頭取が出席。一方、みずほ銀行は予定通り出席し、三井住友銀行も役員が会議参加者らと懇談するなどする。同会議を巡っては、サウジへの国際的な批判の高まりを受け、各国の政府要人や企業幹部らの出席見送りが相次いでいる。

 三菱UFJ銀は三毛頭取が出席を取りやめ、吉川英一副頭取が代理出席する。同行は24日、サウジの首都リヤドに支店を開業予定で、三毛頭取が出席する式典を開く予定だったが中止する。開業は予定通り行う。みずほ銀は中東などを担当する執行役員が予定通り出席する。三井住友銀は22日に対応を検討し、予定通り欧州や中東を担当する常務執行役員がサウジ入りし、会議の参加者らと懇談するなどする。

 各行は欧米で高まるサウジ批判を考慮しつつ、成長する中東市場を重視する姿勢も見せなければならず、苦しい対応を迫られた格好だ。

 国際経済会議「未来投資イニシアチブ」は23~25日リヤドで開かれる。日本からは投資ファンドの出資でサウジと関係が深いソフトバンクグループの孫正義会長兼社長の出席の行方も注目されている。