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 黒部市は23日、同市内にトキ1羽が飛来しているのを確認したと発表した。同市でトキの飛来が確認されたのは2014年5月以来、4年ぶりという。環境省佐渡自然保護官事務所によると、このトキはつけられていた足輪から、2016年に新潟県佐渡市で放鳥した雌の個体という。

 黒部市によると「トキらしい鳥がいる」と市民から連絡があり、22日に市内の田んぼで職員が確認した。

 同事務所によると、このトキは今年3月に石川県珠洲市で確認された後、同県白山市や長野県塩尻市などに飛来。8月下旬~10月上旬には富山市でも確認された。佐藤知生(ちお)自然保護官は「国内で生存が確認されている371羽のうち、本州で確認されているのはこの1羽だけで、広範囲に移動するタイプ」と話す。

 黒部市には2009年5月、佐渡市で放鳥された雌のトキ1羽が飛来。「トキメキ」の愛称で親しまれ、特別住民票も交付された。14年5月を最後に姿を見せなくなった。(高津守)