トランプ氏「歴史上最悪の隠蔽」と非難 サウジ殺害疑惑

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ワシントン=杉山正
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 サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館で死亡した事件について、トランプ米大統領は23日、「ずさんに実行され、その隠蔽(いんぺい)は歴史上、最悪だ」と話した。また、米国務省は同日、サウジ当局者ら21人のビザを無効にするなど米国への入国を禁止したと発表した。サウジ当局に拘束された容疑者らが対象とされる。

 トランプ大統領は隠蔽工作を非難した上で、「(作戦を)発案した者は大きな問題を抱えるだろう」と述べた。ただ、サウジに関しては「非常によい同盟国だ」とし、巨額の武器売却や投資の相手先であることを強調した。

 サウジ政府は20日、けんかの末に死亡した、と過失を主張。現場にいた容疑者の判断で隠蔽工作がなされたとして、18人を拘束。情報機関高官ら5人を解任したが、関与が取りざたされるムハンマド皇太子には触れていない。トルコのエルドアン大統領は23日、「計画的殺人」と認定したが、皇太子には触れなかった。

 ポンペオ米国務長官はビザの無効などの措置を表明した会見で、「我々は適切な対応を取る。米国はカショギ氏を沈黙させる冷酷な行為を容赦しない」と述べた。対象者にさらなる制裁も検討しているという。ただ、事件をだれが指示したのか、などの追及は不十分なままだ。今回の処置でのサウジ側への打撃は極めて限定的とみられる。

 一方、主要7カ国(G7)は…

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