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 財務事務次官のセクハラ問題をめぐる発言で謝罪に追い込まれた麻生太郎財務相が、また問題発言をし、批判を浴びている。だが、度重なる舌禍でも、財務相の座を追われることはなく、在任期間は戦後の蔵相・財務相で最長に。なぜか。

 「おれは78歳で病院の世話になったことはほとんどない」。23日の閣議後会見で、麻生氏はこう述べた上で、「『自分で飲み倒して、運動も全然しない人の医療費を、健康に努力している俺が払うのはあほらしい、やってられん』と言った先輩がいた。いいこと言うなと思って聞いていた」と話した。記者から、麻生氏も同じ考えかと重ねて問われると、「生まれつきもあるので、一概に言うのは簡単な話ではない」と答えた。

 麻生氏は首相だった2008年11月にも、経済財政諮問会議で社会保障費の効率化をめぐる議論の中で「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と似た趣旨の発言をしている。この際は、保険料で支え合う医療制度を軽視している、と批判され、陳謝した。

 今回も波紋が広がる。24日午後、衆院議員会館で開かれた政治家の差別発言について考える集会でも、麻生氏の発言が話題に。小児科医の熊谷晋一郎・東大先端科学技術研究センター准教授は、取材に「例えば、依存症は本人の意思や努力ではどうにもならない健康問題だが、自己責任と誤解されやすい。自己責任論を助長する麻生氏の発言は特定の疾患への差別を強めるものだ。日常会話の中では聞き流してしまうかもしれないが、政策に影響を与える政治家は、より言葉に気を使うべきだ」と話した。

■「自覚なく、…

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