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 歌舞伎(旧派)とは異なる現代の演劇として明治時代に誕生した「新派」が、今年で130年を迎えた。11月1日、大阪松竹座で、新作「犬神家の一族」が開幕する。歌舞伎界からの移籍など、近年、状況にも変化が見られる新派。その現在地を考えるシンポジウムも開かれた。

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 「犬神家の一族」は、市川崑監督による映画の大ヒットでも知られる、横溝正史の小説が原作。信州財界の大物の遺産を巡り、松子(波乃久里子)、竹子(瀬戸摩純〈ますみ〉)、梅子(河合雪之丞)の娘3人と孫たちが反目しあう中、殺人事件が発生。探偵・金田一耕助(喜多村緑郎)が解明に挑む。

 「スピーディーで、今までにない路線のエンターテインメント」と、事件の鍵を握る琴の師匠・香琴を演じる、水谷八重子。波乃は「なぜ早く新派でやらなかったのかという印象。『時代味』のあるリアリティーになればいい」と話す。

 喜多村と河合にとっては花形公演で初演した江戸川乱歩原作の「黒蜥蜴(とかげ)」に続く、探偵物の新作だ。「八重子さん、久里子さんと、みんなで新作が上演できることに特別の思いがある」と喜多村。河合は「新派の技術を使った上で新しい作品をやることが、つなぐことになる。古典と新作を車の両輪としていくことが大切だと思っています」。

 ほかに田口守、春本由香・河合宥季(交互出演)、佐藤B作、浜中文一らが出演。11月10日まで。1等席1万2千円など。チケットホン松竹(0570・000・489)。

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