脳血管の「こぶ」、AIで検出率向上 大阪市大など

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後藤一也
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 脳の血管内にできるこぶ「脳動脈瘤(りゅう)」を、脳ドックなどの画像から見つけやすくするAI(人工知能)を、大阪市立大などのグループが開発した。診断の補助に使える可能性があるという。23日付の北米放射線学会の学会誌に掲載された。

 こぶは血管が枝分かれするところにでき、破裂すると「くも膜下出血」を引き起こす。「脳ドック」を受け、破裂前のこぶを画像検査で見つけ、必要に応じて治療につなげることが大切だ。

 検査に使われる「MRA」は、通常1人あたり100枚以上の画像を撮影。医師はそこからこぶ(平均4ミリほど)を見つける必要がある。こぶができやすい場所を中心に読影(どくえい)するが、見逃しを防ぐために全体をくまなく読影しようとすると、医師の負担が大きくなる。

 同大の植田大樹(だいじゅ)…

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