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 指定難病の「原発性硬化性胆管炎」で、海外での肝臓移植を目指す知立市のソーシャルワーカー、中村節子さん(53)らが募金を呼びかけている。医療費などで6千万円が必要なためだ。24日に県庁で会見した中村さんは「家族ともうちょっと一緒にいたい。頑張って生きたい」と話した。

 「原発性硬化性胆管炎」は胆管が細くなり、胆汁が流れにくくなるもので、進行すると肝硬変や肝不全などを引き起こす。中村さんは安城市の病院に勤務していた1998年に病気が判明。2003年に海外で一度目の肝移植を行い回復したが再発し、現在は発熱やだるさで、寝たきりのような状況だという。

 国内外で多くの肝移植を手がけ、中村さんの主治医を務める松波総合病院(岐阜県笠松町)の松波英寿理事長によると、中村さんは国内でドナーを待つ時間的な猶予はないといい、東欧のベラルーシで肝移植手術を行うという。

 会見には中村さんの夫の吉宏さん(53)も同席し、「家族も悩み、途方に暮れた。移植や募金に様々な考えもあると思うが、理解を頂ける範囲でご支援を頂ければありがたい」と話した。中村さんを支援する「せつこさんを救う会」では街頭での募金のほか、金融機関での振り込みも呼びかけている。

 詳細は同会のウェブサイトで。問い合わせは同会事務局(090・1757・0922)。(岩尾真宏)