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 シリアで武装勢力に捕らわれていたフリージャーナリストの安田純平さん(44)に対し、「自己責任論」に基づく批判がネット上などに出ている。かつてイラクで起きた日本人拘束事件でも苛烈(かれつ)なバッシングが吹き荒れた。こうした批判が噴き出す背景には何があるのか。

 解放の可能性が伝えられた23日夜から、ツイッターの安田さんのアカウントには、「どれだけ国に迷惑をかけたのか」「何があっても自己責任の覚悟で行ってくれ」と突き放す書き込みが寄せられた。紛争地での取材にこだわってきた安田さんを「エセ戦場ジャーナリスト」と揶揄(やゆ)するものも。日本政府は身代金の支払いを否定しているが、「身代金、俺たちの税金」と決めつけるものもあった。

 こうした批判に、都内在住のシリア人ジャーナリスト、ナジーブ・エルカシュさん(44)は「紛争地での取材は危険を伴う勇気ある行為。現地の真実を伝えてくれるのはシリア人としてありがたい」という。

 「難民問題などの現場では、そこにいる人たちの様子や思いを伝えることにこそ意義がある」と安田さんの活動を評価し、「たとえ正当な取材活動でも、政府や組織の方針から外れて独立して動く人をすぐバッシングしてしまう。そうした現状を見つめ直してほしい」と訴える。

 自己責任を持ち出す批判は、2015年の過激派組織「イスラム国」(IS)による日本人殺害事件の際にも出た。04年にイラクで拘束された日本人3人に対しても投げかけられた。

 高遠菜穂子さん(48)は、ス…

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