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 安倍晋三首相は、ロシアのプーチン大統領との首脳会談を11月中旬にシンガポールで行うことで調整を始めた。同国で開かれる東アジア首脳会議(EAS)にあわせて行う方向。首相官邸で面会した鈴木宗男元衆院議員に25日、明らかにした。

 プーチン大統領は9月、前提条件なしでの年内の平和条約締結を提案。今月18日には、北方領土をめぐって日ロが進める共同経済活動の成果に懐疑的な見方を示した上で、領土問題の解決を前提とする安倍首相の方針に「それでもいいが、終わりが見えないではないか」と話していた。

 鈴木氏によると、プーチン氏の一連の発言について、安倍首相は「日ロ関係をさらに発展させたいというプーチン大統領の強い思いだと受け止め、前向きにとらえている」と説明。11月の首脳会談で「平和条約の締結に向けて話をしたい」と述べたという。(太田成美)