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 名古屋証券取引所に上場する「鉄道銘柄」が急減している。25日には近鉄グループホールディングス(HD、本社・大阪)が、名証1部上場をやめると発表。2013年の南海電気鉄道(大阪)、15年のJR東日本(東京)に続く動きで、直近5年で計6社あった鉄道会社は半減することになる。

 近鉄グループHDによると、上場廃止は12月上旬ごろの見通し。年間80万円ほどかかる上場費用を節約し、事務負担も軽くする。ここ1年間の名証における近鉄株の取引は3千株で、重複して上場する東京証券取引所の8300万株と比べて極端に少ないことが判断を後押ししたという。

 鉄道やタクシー、名古屋駅前の「近鉄パッセ」など東海経済との結びつきは深いが、「名証上場以外でも地域に貢献できることがあるはずだ」(総務部)としている。

 名証上場の鉄道会社は、名古屋鉄道とJR東海、JR西日本の3社になる。(山本知弘)