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 品川―名古屋間を最速約40分で結ぶリニア中央新幹線の報道向け体験乗車会が25日、山梨リニア実験線で行われた。山梨県都留市の山梨リニア実験センターを起点に、最高時速500キロで東西に42・8キロの区間を往復。記者も体験した。

 JR東海によると、山梨リニア実験線は1997年に先行区間で走行を開始。2013年8月には総延長が現在の距離となり、14年以降、試験走行の合間に一般に向けた体験乗車会を開いている。これまでに計約9万人が乗車し、高速走行を体験したという。

 25日の報道向け体験乗車会では、実験センターからリニアに乗り込み、笛吹市―上野原市間を走行。車内は新幹線と同じような造りで、座席は左右に2列ずつ並ぶ。動き始めはタイヤで走るが、しばらくすると走行音が小さくなり、「浮上走行に移ります」というアナウンスの後、わずかに浮いた感覚を体験できた。

 実験線内で最もカーブのきつい区間では、車体がわずかに右に傾いて走った。車体を傾けることで、カーブでの遠心力を打ち消すことができるという。

 発車後は多少揺れを感じたが、トップスピードに乗ると安定感があり、乗車時間25分、あっという間の旅だった。(宮廻潤子)