天皇、皇后両陛下が各界の功労者を招き、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれる園遊会。来春は代替わりの諸行事のため開催されず、9日午後の会が平成最後だ。毎回、スポーツ選手や著名人が集まり華やかな雰囲気に包まれるが、両陛下が大切にしてきたのは、地道に「その道一筋」に尽くした人々との交流だった。

 今年4月25日の春の園遊会。フィギュアスケートの羽生結弦選手ら平昌五輪メダリストらとの懇談を終えた両陛下は、東京都昭島市で元受刑者を雇ってダイレクトメールの封入を請け負う会社を営む、渡辺道代さん(70)の前で足を止めた。渡辺さんに向かって、天皇陛下は「何年やっていますか」、皇后さまは「状況はいかがですか」と声をかけた。

 渡辺さんは、1987年に会社を立ち上げた頃、従業員の女性から「実は夫が服役しているんですが、私はここにずっと居ていいですか」と涙ながらに打ち明けられ、罪を犯した人に対する社会の厳しさを実感し、更生を目指す人を雇い始めたという。

 皇后さまは、渡辺さんの夫にも「これからも奥さまを支えてくださいね」と言葉をかけた。皇族方も次々と声をかけ、秋篠宮妃紀子さまは「渡辺さんの会社のようなところがたくさんあるといいですね」と話したという。渡辺さんは「有名人でもない私にまで声をかけてくださった。ご関心の幅の広さに驚き、励みになりました」と話した。

 宮内庁は園遊会のたび、各界で…

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