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 日本の地理的中心をアピールする長野県辰野町が26日、その名も「ど真ん中町」に町名を変更すると発表した。町名を一新し、日本のど真ん中をさらにPRする。

 というのは半分冗談の半分本気の話。正式には辰野町のままだが、町職員の名刺などに「ど真ん中町」を入れる。ほかにも多くの手立てを打つ計画で、庁内にはすでに「ど真ん中」作戦チームを組織した。これまで同町は「ホタルの里」で有名だったが、今後は町民を巻き込んで「ど真ん中」に向けた知恵を集める。

 きっかけはNHKのクイズ番組「チコちゃんに叱られる!」。9月21日の放送で、日本の中心に名乗りを上げている28カ所の「中心の中の中心」が辰野町の大城山だと認定された。番組を見ていた武居保男町長は「うれしかった」と感無量。「そこまで言ってくれた以上は何かしないといけないな、と」

 庁内で思案の結果が、町名改名大作戦。チコちゃんが認定したのは「日本の中心」ではなく「28カ所の中心」だが、それはそれ。同町には「日本中心の標」や北緯36度00分、東経138度00分の「ゼロポイント」もあり、これまでも日本の真ん中をPRしてきた。それだけに、「チコちゃんの番組で勇気づけられた、元気になったという声が町民から寄せられています」と武居町長は明かす。

 作戦チームを率いる赤羽裕治まちづくり政策課長は「ど真ん中を全国にPRしたいし、町民には『日本の中心に住んでいる』という誇りを持ってほしい」とにっこり。「名刺を始め、今後は色んなものに『ど真ん中町』を使います」。(依光隆明)