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 鹿児島市の平川動物公園でホワイトタイガー「リク」の男性飼育員(40)が死亡した事故で、同園は27日から、ホワイトタイガーを含む猛獣の展示を再開する。利用者から「リクを殺さないで」などの手紙や電話が数多くあり、遺族からの「飼い続けて」という意向も考慮し決めたという。

 26日に会見した石堂昭憲園長によると、園では事故後、専門家を招いて安全対策の研修会を開き、飼育管理マニュアルを改訂した。ホワイトタイガーを含むライオンやクマなど10種の猛獣について、展示用のおりと寝室の間を移動させる作業の担当を、1人から2人に増やして体制を強化するほか、週1回程度、安全対策のミーティングを開く。12月をめどに、おりに監視カメラを設置する予定。

 男性飼育員は8日夕、「リク」の展示用のおりの中で首から血を流して倒れている状態で見つかった。鹿児島県警は「リク」に襲われたとみて調べている。(加藤美帆)