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 大阪・東大阪市花園ラグビー場であったラグビーの国際強化試合で26日、世界ランク11位の日本代表は各国代表経験者らを擁する世界選抜と対戦し、28―31で敗れた。来年9月から日本で開催されるワールドカップ(W杯)を控え、約1年半の改修工事を終えた花園ラグビー場でのこけら落としの試合だった。

 前半に4トライを奪われて7―24で前半を折り返すと、後半はCTBラファエレの独走トライを含む3トライなどで3点差まで詰め寄ったが、及ばなかった。

 日本は来月3日に東京・味の素スタジアムで世界ランク1位のニュージーランドと対戦。その後の英国遠征では前日本代表ヘッドコーチのエディ・ジョーンズ氏率いる同4位のイングランド代表、W杯開幕戦で顔を合わせる同19位のロシア代表と試合をする。

終了間際の猛攻及ばず

 3点差に迫った日本は試合終了間際に猛攻を仕掛けたが、最後はツイがノックオン。万事休した。

 前半だけで4トライを喫し、17点差をつけられた。これまでならずるずると失点するところが、後半は踏みとどまった。ラファエレとレメキのトライで追い上げる。後半34分には、SO松田がポストの裏に短いキックを転がしたのをCTB中村が抑えた。

 この試合に備え、宮崎合宿で運動強度を高めた実戦形式の練習を積んだ。ジョセフヘッドコーチ(HC)は逆境ではね返す精神力を意味する「レジリエンス」という標語を掲げた。後半に、その成果の一端を見せた。

 しかし、前後半ともに開始10分以内にトライを許した。世界選抜の外に大きく振るパスについていけず、タックルも外された。WTB福岡は「課題だった入りの10分でトライされた。まだまだ改善の余地がある」。

 W杯まで残り1年を切り、次からの相手は、ニュージーランド、イングランドといった「ティア1」と呼ばれる強豪国だ。第2集団の「ティア2」にいる日本がW杯の1次リーグを突破するには、格上のアイルランド、スコットランドのどちらかに勝つ必要があるだろう。

 ジョセフHCは「いいペースで成長している。10点満点で6点」と語り、リーチ主将も、「ポジティブな負け」と振り返った。しかし、世界選抜はタレントぞろいとはいえ、即席チーム。後半には走りのキレを欠いていた。1次リーグ突破を目標に掲げるだけに、終わってみれば、勝っておきたい相手だった。(能田英二)

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