[PR]

 江戸時代、朝鮮通信使に関わった儒学者雨森芳洲の関係資料が、韓国の釜山広域市立博物館で開かれている国際交流展「ユネスコ世界記憶遺産、通信使記憶物」で展示されている。25日まで。

 交流展は昨年10月、日韓の通信使資料がユネスコ(国連教育科学文化機関)の「世界の記憶」に登録されたことを記念して同博物館が日韓の資料160点を展示。芳洲の出生地、長浜市からは同市高月町・雨森地区の「芳洲会」が収蔵する10点が貸し出された。同会の資料が海外で公開されるのは初めてという。

 展示されている芳洲会の資料は、雨森芳洲の肖像画や芳洲が仕官していた対馬藩主に提出した文書「交隣提醒(こうりんていせい)」など。同書には「他国とつきあうには相手の事情や風習、言葉を理解して誠信の心で接するべきだ」などと書かれている。(田中昭宏)