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 日立製作所は26日、グループで約12%出資する台湾のエレベーター製造大手、永大機電工業を買収すると発表した。来年中に株式公開買い付け(TOB)を実施し、約217億台湾ドル(約784億円)を投じて100%子会社にする計画。永大は中国のマンション向けに強い。日立は買収により、中国のエレベーター市場で3~4位とされるシェアを1位に引き上げることをめざす。

 また、日立はこの日、約64%出資するカーナビ子会社のクラリオンを、仏自動車部品メーカーのフォルシアに来年3月にも899億円で売却すると正式に発表した。フォルシアによるTOBに応じて保有株をすべて手放す。クラリオンの雇用や工場は維持される見通しだ。

 日立は自動車機器事業の強化に向けて2000年代半ばにクラリオン株を取得して子会社化したが、低価格競争などで業績が低迷。フォルシアは買収によって開発力を強化する狙いとみられる。