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 中国を訪問中の安倍晋三首相は26日、北京で李克強(リーコーチアン)首相と会談し、新たなジャイアントパンダの貸与を正式に要請した。両首相は新規貸与のための覚書を交わすため、交渉を進めることで合意。来年に予定する習近平(シーチンピン)国家主席との会談での合意を想定し、協議を本格化させる。

 中国からパンダが最後に貸与されたのは2011年2月。現在、日本国内では計10頭のパンダが飼育されている。新たなパンダの受け入れを希望しているのは神戸市の王子動物園と仙台市の八木山動物公園で、日中両政府はこれらの施設への貸与を念頭に協議を進める。

 中国は1972年にも日中国交正常化を祝う目的でパンダを日本に贈っている。今回の訪中で、安倍首相は日中関係を「新たな段階」に入ったと位置づけており、新たなパンダの来日が決まれば、両国の友好関係を印象づける出来事になりそうだ。日本側の同行筋は「早期の実現を図りたい」と話す。(鬼原民幸)