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 秋季近畿地区高校野球大会は27日、1回戦2試合と準々決勝1試合が神戸市のほっともっとフィールド神戸であった。1回戦では智弁和歌山(和歌山1位)が大阪偕星(大阪3位)に、大阪桐蔭(大阪2位)が橿原(奈良2位)にそれぞれコールド勝ちした。準々決勝では龍谷大平安(京都3位)が市和歌山(和歌山2位)を破り、4強に名乗りを上げた。28日は同球場で準々決勝3試合がある予定。

守りの要が流れ呼ぶ 大阪桐蔭

 大阪桐蔭は守りの要がバットで流れを引き寄せた。

 二回、2死二塁で捕手の石井雄也君(2年)が中前適時打を放って先制。四回にも石井君の左前適時打で3点目を奪った。

 新チームは始動後、継投策で勝ち上がってきた。今大会から背番号1をつける新井雅之君(同)ら、左右でタイプの異なる投手陣をまとめているのが石井君だ。「新井たちにも先輩に近づいてもらいたい。投手のレベルを上げていくのが捕手の役割」

 25日のプロ野球ドラフト会議で、3年の投手陣から、柿木(かきぎ)蓮君(日本ハム5位)と横川凱(かい)(巨人4位)君が指名された。夏まで上級生の球を受け止め続けた石井君は「すごい先輩たちと練習をしてきたのが自信になっている」と話す。

 橿原打線に対しても継投して、無失点で切り抜けた。「全体的にまだまだだけど、攻める姿勢を徹底できた」と石井君。準々決勝の相手は智弁和歌山。強豪との次戦を見据え、大勝での初戦突破にも表情を緩めることはなかった。

バント処理が分かれ目 大阪偕星

 大阪偕星は積極的な守りが裏目に出た。

 2点リードで迎えた六回表1死一塁、相手の送りバントでエースの福田慈己(めぐみ)君(2年)が果敢に併殺を狙ったが、二塁に悪送球。ピンチを広げると、続く9番打者にスライダーを左翼席へ運ばれ、逆転を許した。福田君は「失投だった。焦ってしまった」。

 中盤まで粘り強く投げたたものの、この回打者一巡で計6失点。「いい流れで進んでいたが、バント処理が分かれ目だった」と山本晳(せき)監督。8イニングを投げ切った福田君は「全てが収穫。冬は下半身を徹底して鍛えたい」と巻き返しを誓った。(辻健治)

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