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 山口県の周防大島(周防大島町)と同県柳井市を結ぶ大島大橋に貨物船が衝突し、送水管が破断した事故で、貨物船を所有するドイツの海運会社オルデンドルフ・キャリアーズの幹部が27日、県庁を訪れ、村岡嗣政知事に謝罪した。

 同社のスコット・ジョーンズ広報担当取締役は「心よりおわび申し上げる。住民と地域産業に多大な影響を与えてしまった。事故原因を究明し、調査結果は速やかに伝える」と述べた。

 貨物船は橋に衝突後、広島県の呉港沖まで航行を続けた。村岡知事は「信じられないことで、強く憤りを覚える。いかに生活が大変な影響を受けているか、真摯(しんし)に受け止めてほしい」と述べた。損害賠償の請求については言及しなかった。

 事故で島のほぼ全域の約9千世帯(約1万5千人)で断水が続いている。ホテルが休業に追い込まれたほか、島内の小中学校が一時休校した。橋が損傷し、車の通行も制限されている。

 ジョーンズ氏は同日午後には周防大島町を訪れ、椎木巧町長に会って謝罪する。

 第6管区海上保安本部によると、衝突した船のマストやクレーンの高さは海面から35~40メートル程度。海面から橋桁までは干潮時でも約33メートルしかない。(井上怜)

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