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 読書週間が始まった27日、高校生が読んだ本から連想した曲を演奏するコンサートが静岡市葵区の市立中央図書館で開かれた。同館では中高生への貸出率が低く、「図書館に来るきっかけに」と企画。高校生が本を選び、その本に合わせて選んだ曲を披露した。

 本を選んだのは県立駿河総合高校の吹奏楽部員18人と県立静岡北特別支援学校南の丘分校の生徒3人。駿河総合高の吹奏楽部員は8月、同館の中高生向けの図書コーナーで好きな本を選んで読み、その本から連想する曲を練習。南の丘分校の生徒のおすすめの本も含め計9曲を演奏した。

 「帰ってきた『はやぶさ』小惑星探査機7年60億キロの旅」(今泉耕介著、ハート出版)を選んだ南の丘分校1年の松浦聖人君は、「人の役に立てるよう、はやぶさのように目標に向かってがんばりたいと感じた」と読後感を紹介。宇宙という未知の世界を表現しようと、美少女戦士セーラームーンのオープニング曲「ムーンライト伝説」をあてた。

 演奏を聞いた静岡市立高松中3年の栗田紗知さんは「帰宅部ボーイズ」(はらだみずき著、幻冬舎)を読みたい本に挙げた。映画「君の名は。」で使われたRADWIMPSの曲「前前前世」と、「現在と過去を行き来するという本の紹介とぴったりだった」。コンサートを企画した同館の植松真由主事は「普段あまり本を読まない中高生も、音楽と一緒に紹介することで興味を持ってもらえれば」と話した。(宮廻潤子)