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 第71回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)の中学校部門が28日、長野市のホクト文化ホールであり、東京支部代表として同声の部に出場した豊島岡女子学園は金賞に輝き、同部の2位にあたる長野市長賞も贈られた。混声の部に出場した府中四は銀賞を受けた。

 豊島岡女子学園は、「マルメロ」「街路灯」(いずれも三善晃作曲)を情感豊かに歌い上げた。和音の美しさに惹(ひ)かれて選んだが、歌い込むうちに、歌詞の奥深さにはまったという。「作曲者の意図通りに表現したい」と練習を重ね、本番では叙情的で彩り豊かな世界観を表現した。

 前日、同コンクールの高校部門で、同じ学園の高校生たちが金賞を受けたのも刺激になった。部長の上野萌花さん(3年)は「同じ制服に恥じないよう、いい演奏を心がけた。練習の成果を出し切れた」と笑顔で話した。

 4年ぶりの全国大会となった府中四は、コルシカ島の伝承歌「ああ、なんと酷な運命か」(信長貴富編曲)と「エル・ハンボ」(マンテュヤルヴィ作曲)を披露した。前者はしっとりと繊細に、後者は手拍子や足踏みなどを交えて明るく歌い上げた。運動部さながらに体幹を鍛えて培った歌声はぶれずに響いた。部長の藤田舞さん(3年)は「ホールの雰囲気が良く、とにかく楽しかった」と振り返った。指揮者の横田純子顧問は「練習通りではなく、本番で生まれる響きに自分たちで色づけしようとしていた」と、部員の成長を喜び、目に涙を浮かべた。(大賀有紀子)

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