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 第71回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)の中学校部門が28日、長野市のホクト文化ホールであった。県内からは、中部支部代表として信州大付属長野が出場。混声合唱の部で銀賞を受賞した。

 信州大付属長野は、午前中に始まった混声の部の一番最後に登場した。ラテン語の賛美歌「Ave verum corpus」と、潜伏キリシタンをテーマにした「どちりなきりしたん」の2曲を披露。どちりなきりしたんの冒頭には、男子2人で歌う部分があり、ともに3年の神宮寺理央さんと滝沢迪朗(みちろう)さんが、息を合わせて力強い歌声を響かせた。

 神宮寺さんは「地元の長野で落ち着いて歌うことができた」。合唱の部分も全員で伸びやかな声を響かせ、終了後には、客席から大きな拍手が起きた。

 ラテン語の歌詞の意味を調べる一方、どちりなきりしたんについては、舞台となった長崎県関連の資料を読むなど、生徒たちは現地の歴史や思いを理解しようと努めてきた。目指したのは歌に込められた平和や平等、幸せを願う気持ちを聴衆と共有すること。部長の小島千暖(ちはる)さん(3年)は「ホールに響いた音をみんなが楽しんで、今までで一番いい演奏ができた」。顧問の渡辺枝里香教諭(34)も「表現の一つ一つに気持ちを込め、聴いた人が幸せになるような歌を届けられた」と話した。(田中奏子)

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